記事: 新品タオルを洗うのはなぜ?自宅エステで押さえたいタオルの洗い方を解説

新品タオルを洗うのはなぜ?自宅エステで押さえたいタオルの洗い方を解説
上質な今治タオルを手に取ると、柔らかさや美しい色合いに心が満たされます。
新しく購入したタオルは見た目にも清潔ですから、すぐにでも使いたくなるかもしれません。
しかし、新しいタオルだからこそ、使い始めにはひと手間を加えてあげてください。
タオルの繊細な繊維を守りながら、より柔らかく心地よいタオルとして使い続けるためには、最初の洗濯が欠かせません。
この記事では、ご自宅でサロン品質のタオルを楽しみたい方に向けて、新品タオルを洗うべき理由と、長く美しく使うためのお手入れ方法をご紹介します。
業務用タオルの洗い方に関しては、以下の記事をご覧ください。
新品でも業務用タオルは洗うべき?サロン開業準備で押さえたいタオル洗濯の基本と注意点 | 今治タオルブランド「村上タオル」
日々のケア時間をより上質に。
村上タオルが、タオルの使い始めから、その品質を引き出すポイントをお伝えしていきます。
新品タオルを洗わず使うと起こる3つのこと
新品のタオルは見た目に清潔で、手にした瞬間の心地よさがありますが、使い始める前に洗わなければ、思わぬトラブルが起こることがあります。
ご自宅でのケア時間を快適にするためにも、まずは「洗わずに使うとどうなるのか」を知っておきましょう。
水を弾く|思ったより吸水性がない
新品タオルは、繊維の表面に加工剤や糊が残っている可能性があります。
この影響で、十分な吸水力が発揮されないことがあるのです。
そのまま使用すると、水分をしっかりと吸わず、お手入れの際に不快感を覚える方もいらっしゃいます。
初回の洗濯を行うことで、タオル本来の吸水性を引き出すことが可能になります。
毛羽立ちやゴワつきが早く起こる
洗わずに使用を始めると、繊維が不安定なまま摩擦を受けるため、毛羽立ちやゴワつきが早く発生します。
これでは、せっかく新品のタオルを用意しても、上質な風合いが損なわれてしまいます。
最初に正しく洗うことで、繊維が整い、なめらかな肌ざわりをより長く楽しむことができます。
肌や服に細かな繊維がつく
新品タオルの表面には、製造時の細かな繊維が残っていることがあります。
これらが使用中に落ちてしまうと、肌や衣類に付着しやすく、特に黒や濃い色の洋服では目立つ原因になります。
洗濯をせずに使い始めると、見た目にも清潔感を損ねてしまうリスクがあります。
新品タオルを洗うべき理由
新品タオルの使い始めには、ただきれいに見えるだけではわからない、いくつかの注意点があります。
見えない不安を取り除き、心地よく長く使うための理由をまとめました。
肌への負担を軽減(特に敏感肌の方は必須)
新品のタオルには、製造工程で使われる糊や仕上げ剤が残っている可能性があります。
敏感な肌にとってはわずかな刺激でも違和感につながることがあり、特に顔まわりに使う際は注意が必要です。
初回の洗濯で余分な成分を落としておくことで、やさしい肌触りを引き出し、安心してお使いいただけます。
お気に入りのタオルを長く美しく使う
新品のタオルは、繊維がまだ不安定な状態。
洗わずに使い始めると、摩擦などで繊維が乱れやすく、毛羽立ちや型崩れの原因になります。
最初に適切な洗濯をして繊維を整えることで、ふんわりとした質感と美しい風合いを長く楽しむことができます。
繊維のほこりや遊び毛を取り除き、衣類への付着を防ぐ
新品のタオルには、ごく細かな遊び毛や繊維片が残っています。
これらは使用中に肌や衣類に付着しやすく、特に濃い色の洋服では目立つ原因にもなります。
使い始めの洗濯でしっかりと落としておけば、毎日の使用時にも余計なわずらわしさがなく、快適にお使いいただけます。
自宅でできる!タオルのはじめての洗い方
お気に入りのタオルを最初に洗うときは、ほんの少しだけ気を配ることで、その後の肌ざわりや使い心地に大きな違いが生まれます。
ご自宅でも簡単に実践できる「はじめての洗い方」をご紹介します。
STEP1|1枚ずつ水通し
まずは洗剤を使わず、ぬるま湯で軽くすすぐ「水通し」を行いましょう。
これによって、タオルに残る糊や細かな繊維が浮き上がりやすくなります。
特に新しいタオルは、繊維がしっかり絡まっているため、水通しでやさしくほぐしておくことが大切です。
STEP2|中性洗剤で本洗い
水通しのあと、本洗いに進みます。
このとき、柔軟剤は基本的に使用しないでください。
柔軟剤は繊維の表面に膜を作るため、初回の洗濯で利用すると本来の吸水性が損なわれることがあります。
自然な柔らかさと吸水力をしっかり引き出すためにも、洗剤選びと使い方には気をつけましょう。
STEP3|陰干しで繊維を守る+軽くたたいてふんわり仕上げ
洗い終わったタオルは、直射日光を避けて陰干しするのが理想的です。
強い日差しは繊維を傷める原因になるため、風通しの良い場所でやさしく乾かします。
干す前にタオルを軽く数回たたくと、繊維が立ち上がり、ふんわりとした仕上がりに。
乾燥機を使用する場合は低温設定を選び、時間は短めにするのがポイントです。
タオル専用ネットを使うことで繊維の摩耗を防げる
洗濯時の他の衣類との摩擦は、タオルの毛羽立ちや繊維の傷みの大きな原因となります。
洗濯ネットを使えば、洗濯機の中での過度なこすれを防ぐことができ、タオルの質感を守るのに効果的です。
さらに、他の衣類から出る糸くずやホコリが付着するのを防ぐメリットもあります。
お気に入りのタオルを美しく保つために、ぜひ取り入れたいアイテムです。
新品のタオルは洗うべきだが洗い方にも注意
新品のタオルは見た目に美しく、すぐにでも使いたくなるものですが、実際には「使い始めのひと手間」が欠かせません。
正しく洗ってから使い始めることで、繊維が整い、ふんわりとした肌ざわりと高い吸水性を引き出すことができます。
さらに、日々の洗濯方法やお手入れに気を配ることで、お気に入りのタオルを美しいまま長く楽しむことができます。
肌にやさしいケア時間は、こうした小さな積み重ねから生まれます。
村上タオルは、上質な暮らしを大切にする皆さまに寄り添いながら、タオルのある日常をもっと心地よくするための製品と情報をお届けしています。
ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、あなたの自宅エステに合ったタオルケアを取り入れてみてください。
※関連記事など、気になった方は「トップのメニューバー」→「村上タオルのコラム」からご確認いただけます。